リップスライム活動休止の真相|不倫と脱退劇の裏側から現在まで徹底解説
2000年代の日本の音楽シーンを席巻し、ヒップホップをお茶の間へと浸透させた立役者であるRIP SLYME(リップスライム)。「熱帯夜」や「楽園ベイベー」「One」など、数々の名曲で一時代を築いた彼らですが、2018年に突如として活動休止に至り、長らくファンに大きな衝撃と動揺を与え続けました。
活動休止の背景には、メンバーの私生活における騒動だけでなく、水面下で長年蓄積していたメンバー間の深刻な確執や脱退劇が存在していました。本稿では、当時の報道資料や当事者の公式発言を綿密に照合し、グループを揺るがした出来事の全容から3人体制での再始動、そして現在の動向までを客観的なデータとともに解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2018年10月の突然の活動休止と公式HP閉鎖は、SUの不倫騒動とそれに伴うグループ運営機能の停止が直接的な引き金となった。
- 要点2:休止から3年後の2021年、PESが「2017年にすでに脱退していたこと」とグループ内の深刻な確執・いじめ状態を告白し、事実上の修復不可能が浮き彫りになった。
- 要点3:2022年4月にRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人で本格再始動を果たし、それぞれが独立した表現活動と並行して新たな歩みを刻んでいる。
【決定的な理由】RIP SLYMEの活動休止と公式HP閉鎖に至った経緯
リップスライムが表舞台から姿を消す最初の大きな転換点は、2017年4月に報じられたSUの不倫騒動でした。週刊誌報道を受けたSUは活動自粛に追い込まれ、グループ全体のプロモーションやタイアップ契約は次々と見直しを余儀なくされました。
このトラブルを契機にグループ内の歯車は急速に狂い始めます。以降、目立った音楽活動が行われないまま1年半が経過した2018年10月30日、スポーツ紙各紙が「RIP SLYMEが活動休止」と一斉に報道。同日、グループの公式ホームページが何の前触れもなく突然閉鎖され、ファンクラブの新規入会も停止されるという異例の事態に発展しました。
公式発表資料や当時の関係者証言によると、運営体制の維持が困難になったこと、そしてメンバー個々の今後の方向性について合意形成が取れなくなったことが活動休止の直接的な理由とされています。当時、SUは自身のSNSで「全ての責任は私大槻一人 suにあります」と投稿し、騒動に対する謝罪を行いましたが、グループとしての共同声明や記者会見が開かれることはなく、沈黙のまま事実上の機能停止へと突入しました。

【確執の真相】PESの脱退告白といじめ疑惑がもたらした決定打
活動休止から約3年が経過した2021年秋、ファンコミュニティを再び大きく揺るがす告白がなされました。グループのメロディメーカーとして中核を担っていたPESが、実は2017年9月の段階でグループを正式に脱退していたことを自身のSNSおよび公式サイトで公表したのです。
PESは手記や配信の中で、「2017年9月に足掛け20年活動したRIP SLYMEを脱退いたしました」と明かすと同時に、在籍中から長年にわたり精神的なプレッシャーや居場所のなさを感じていたこと、さらには「いじめや嫌がらせのような状態があった」「何度も話し合いを求めたが対話が成立しなかった」という趣旨の告白を行いました。
この告白に対し、残されたメンバーであるRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAは公式YouTubeチャンネル等を通じて謝罪動画を公開。「PESに対する配慮やコミュニケーションが不足していた」「ファンの皆様に悲しい思いをさせてしまった」と頭を下げました。この一連のやり取りによって、グループが単なるスキャンダルによる活動自粛ではなく、メンバー間の人間関係が修復不可能なレベルまで破綻していたという確執の真相が白日の下に晒されることとなりました。
【メンバー比較表】5人の歩みと現在の活動状況総まとめ
結成当初のオリジナルメンバーから、脱退・活動休止、そして再始動に至るまでの各メンバーの基本データと現在の状況を以下の表にまとめました。
| メンバー名 | 担当パート / 役割 | 脱退・休止時期 | 現在の活動状況・動向 |
|---|---|---|---|
| RYO-Z | MC / リーダー格 | 在籍(2018年休止→復帰) | 3人体制のRIP SLYMEとして楽曲リリースやライブを牽引。ソロラジオやイベントMCでも活躍。 |
| ILMARI | MC / 低音・フック担当 | 在籍(2018年休止→復帰) | 3人体制での活動に加え、The Beatmossなど別プロジェクトやモデル・タレント活動を継続。 |
| DJ FUMIYA | DJ / トラックメイク | 在籍(2018年休止→復帰) | グループの全トラック制作を担当。他アーティストへの楽曲提供やプロデュース業も精力的に展開。 |
| PES | MC / ボーカル・作曲 | 2017年9月脱退(2021年公表) | ソロアーティスト・プロデューサーとして独自の音楽活動を展開。グループ復帰の可能性は完全否定。 |
| SU | MC / 低音ボイス | 2018年10月事実上離脱 | 個人のDJ活動や裏方業務、イベント出演を中心に活動。3人体制のRIP SLYMEには不参加。 |

【実態検証】ファンの生の声と「RIP SLYMEらしさ」を巡る世論のリアル
2022年4月、RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人は新曲「Human Lost」を発表し、3人体制でのRIP SLYME再始動を正式に宣言しました。しかし、この復活劇に対するリスナーの反応は一様ではありませんでした。
SNSやネット掲示板、ファンコミュニティにおける実際の反響を検証すると、大きく二つの意見に二極化しています。
肯定派のリスナーからは、「青春時代のアイコンが帰ってきてくれただけで嬉しい」「FUMIYAのビートとRYO-Z、ILMARIの掛け合いは健在でクオリティが高い」と、グループのブランド存続を歓迎する声が上がりました。
一方で、長年の熱心なファンからは、「RIP SLYMEのキャッチーなサビやメロディの多くはPESが作っていたため、サウンドの質感が以前と別物になっている」「SUの色気ある低音とPESのハイトーンが揃ってこその5人だった」という惜別の声が根強く残っています。確執の経緯が世間に知れ渡ったこともあり、かつての「仲良しグループ」というイメージとのギャップに戸惑いを隠せないファンが少なくないのが実情です。
一般に知られていない盲点とネット上の誤解を是正する
リップスライムの活動停止を巡っては、ネット上でいくつかの事実誤認や過度な憶測が独り歩きしています。事実関係を正しく理解するために、代表的な3つの誤解を整理します。
誤解1:SUの不倫騒動だけが活動休止の原因である
不倫報道は確かに表面的な引き金でしたが、根本原因ではありません。それ以前からPESの独立志向やグループ内でのコミュニケーション不全が存在しており、不倫騒動が起きる前月の2017年9月にPESはすでに脱退を決断していました。
誤解2:グループは完全に「解散」した
公式記録上、RIP SLYMEという屋号は解散していません。2018年の休止は「活動休止」であり、2022年以降は3人編成のユニットとして商標およびグループ名を引き継いで活動を継続しています。
誤解3:5人揃っての完全体復活が近く実現する
PES自身が過去の経緯から「メンバーとの対話や復帰は一切考えていない」と明言しており、SUを含めた5人体制での再結成は極めて非現実的な状況です。一部の周年イベントや限定的な演出を除き、現行の3人体制が基本形態となっています。
【プロの結論】グループダイナミクスと長期活動における心理的バウンダリー
RIP SLYMEが辿った軌跡は、日本のエンタメ業界における「学生時代の仲間・友人関係からスタートしたクリエイティブ集団が直面する組織崩壊の典型例」として組織心理学の観点からも示唆に富んでいます。
友人関係を基盤とするグループは、初期には阿吽の呼吸で圧倒的な熱量を生み出しますが、商業的な大成功を収めるにつれてビジネスライクな利害関係や役割の固定化(曲を作る側とパフォーマンスする側の負担の偏りなど)が発生します。ここで重要となるのが、互いの領域を尊重する「心理的バウンダリー(境界線)」と、健全な対立を許容する「心理的安全性」です。
リップスライムの場合、「仲の良い遊び仲間」というパブリックイメージに縛られるあまり、深刻な業務上の不満や個人のメンタルヘルスの悪化を早期に是正するガバナンス機能が不足していました。どんなに華やかなグループであっても、対等な対話システムと境界線の管理を怠れば組織は内側から崩壊するという教訓を残しています。

【リップスライム 活動休止】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RIP SLYMEは今現在、何人で活動していますか?
A1:現在はRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人体制で活動しています。PESは2017年に脱退しており、SUは2018年の活動休止以降グループ活動には参加していません。
Q2:PESが脱退したいじめの理由とは具体的に何ですか?
A2:PES本人の告白によると、楽曲制作における負担の偏りやグループ内での孤立感、日常的な配慮の欠如や対話の拒否が長年続いていたとされています。残るメンバー側もコミュニケーション不足と配慮の至らなさを認め、公に謝罪を行いました。
Q3:RIP SLYMEの楽曲の権利や過去の名曲のライブ歌唱はどうなっていますか?
A3:過去の楽曲は現体制(3人)のライブでも披露されていますが、PESやSUが担当していたパートはボーカル構成やアレンジを変更して歌唱されています。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
RIP SLYMEの活動休止は、私生活のトラブルと長年放置されてきた組織内部の歪みが重なった結果引き起こされた不可避の事態でした。しかし、PESが脱退しSUが離脱した現在でも、RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人はグループの火を絶やすことなく、新たなアプローチで音楽活動を前進させています。
過去の「5人の完全体」を求めるリスナーにとっては寂しさが残る現実もありますが、各メンバーが過去の呪縛から解放され、それぞれの場所で創作を続けている現状こそが、彼らにとって最も健全な着地点であったと言えます。3人体制となったRIP SLYMEの新たなグルーヴと、ソロとして歩むメンバー個々の今後の展開に引き続き注目が集まります。 (出典: リップスライム 活動休止(Yahoo!ニュース))